マンション査定の方法「原価法」
原価法で行うマンション査定の方法も、不動産近代化センターの査定マニュアルを参考にして査定が行われます。
原価法は、査定を行うマンションと同じマンションを、新たに建築したとすると、どれくらいの価格になるかを求め、築年数による価値の低下を減価修正して、マンションの現在の価値を導き出す方法です(再調達原価-減価修正=積算価格)。
原価法によるマンションの査定は、新築マンションでは用いられますが、中古マンションでは減価修正の性質上、不利にならざるを得ないため、用いられません。
また、不動産業者による査定価格差が出やすい方法と言えます。
ただし、新築であれば取引事例比較法で算出するよりも、高いマンション査定価格になる可能性が高いため、原価法によるマンションの査定が、不利と言うわけではありません。